天宝

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天宝

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天宝

 

 

天宝は、サカタのタネが改良して作った、ダイコン品種です。
系統としては、生育終盤に肩が緑色になる、青首系です。

 

根の長さがは約37cm、直径は約7cmと、
ダイコンとして申し分ないサイズに育ちます。

 

根がまっすぐに伸びてお尻も肥りやすいので、キレイな形に育ちます。

 

天宝のタネ袋には「春どりあまうま大根」と書かれていることがあります。
このコピーの通り、天宝は甘くておいしく、しかも春栽培に向く品種です。

ダイコン栽培は、春や秋の涼しい頃に行うことが多いですが、
低温や高温で栽培が難しくなるケースも少なくありません。

 

低温ではス入り、高温ではトウ立ちが起こりやすくなりますが、
天宝はこの両方を克服した品種です。

 

低温期であっても、ス入りが非常に遅く、きめ細かい肉質を維持できます。
また、トウ立ちがかなり遅い品種なので、高温期でもトウ立ちしにくく、
収穫適期が長いのも魅力的です。

 

 

 

 

青首総太りの性質が強く、プロの農家でなくても、家庭菜園で育てやすいです。
ミニダイコンは育てたけれど、そろそろ長いダイコンにもチャレンジしたい、
長いダイコン栽培初心者の方に、お勧めの品種です。

 

緑色になる範囲がやや広く、栽培状態によっては、
全体の三分の一ほど緑色になることもあります。

 

その他の肌色は純白で、表面にはツヤがあり、
みずみずしさを表面から感じることができます。

地上の葉も、一般的な品種に比べるとコンパクトなので、
やや株間を狭くした密植栽培が可能となります。

 

 

 

 

[天宝]サカタのタネ

 

 

■特徴

 

・青首系の総太り品種です。
・根の長さは約37cm、直径は約7cm、重さは1kg~1.2kgが基準となります。
・青首らしく肩は広い範囲で鮮やかな緑色になり、それより下は輝くような白色です。
・表面にはツヤがあり、肉質もきめ細かいため、見目も食味も良好です。
・ス入りとトウ立ちが非常に遅い品種で、家庭菜園でも育てやすいです。
・食味が良いので、生食や煮炊き物などオールマイティーに使えます。
・葉の茂り方がコンパクトなので、密植栽培が可能です。

 

 

■栽培

 

・基本の育て方や管理法などは、一般的なダイコン栽培と同じです。
・路地栽培の場合、畝間50cm~60cm、株間25cm~30cmで栽培します。
・冷涼地は3月~4月播種のトンネル・マルチ栽培、4月~6月播種の路地栽培が可能で、
5月上旬までは保温が必要となります。
・中間地は12月~3月播種のトンネル・マルチ栽培、4月播種の路地栽培が可能です。
・暖地は1月~3月播種のトンネル・マルチ栽培、3月~4月の路地栽培が可能です。
・水はけの悪い土地では、高畝にするなどして排水を良くしておくのがお勧めです。
・根が地上に抜きあがり、規定のサイズくらいになったら収穫適期です。
・ス入りやトウ立ちがかなり遅い品種ではありますが、適期になったらできるだけ早く
収穫します。
・病害虫の防除に関しては、一般的なダイコン栽培と同じです。

 

■参考

・ダイコン 地植えの栽培
・ダイコン プランターの栽培
・ダイコン 袋栽培
・ダイコンの収穫時期
・ダイコンの害虫
・ダイコン 太くならない理由は?



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ダイコンの品種

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